医療法人茜会

医療法人茜会

理事長よりご挨拶– Message –

初めての方へ

この度は、医療法人茜会のホームページにご訪問いただきましてありがとうございます。医療法人茜会理事長の味八木 郁雄(みやき いくお)と申します。
当法人は、三重県の熊野市に「みやきリハビリテーションクリニック」を開設(2024年1月)し、整形外科を中心にしたリハビリテーションを通じ、熊野地域の方の健康を守るお手伝いをさせていただくことを目指しております。
このホームページは都市部と熊野を繋ぐ医療法人茜会の公式ホームページとして情報を提供させて頂くことを目的に開設いたしました。

理事長・味八木郁雄の想い

2003年12月に大阪府松原市に「みやき整形外科大阪クリニック」を立ち上げました。整形外科診療では高齢者の慢性疾患、老いと向かい合います。松原市の診療所では20年間の理学療法を中心とする外来/訪問診療を継続し、私自身も地域の皆様の健康寿命をお守りするためのリハビリテーション技術の重要性を理解し運営してまいりました。この実績を踏まえて、熊野地域に必要とされるリハビリテーションを提供するため、大阪府松原市の「みやき整形外科大阪クリニック」を移転し、新たに2024年1月1日「みやきリハビリテーションクリニック」を開設することといたしました。
古くから熊野は「甦り再生の地」とされております。いま我々は人間自らを再生させ、共同体を再構築し、様々の関係に付随する規範を取り戻す必要に迫られていると思います。茜会は熊野においてもI/Uターンの療法士、看護師を求めています。在宅の現場で人の暮らしの中に入る提供者には通院/入院(通所/入所)における以上の人間的能力が求められます。茜会は志ある人材を求め、その育成を目指しております。
当整形外科・リハビリテーションクリニックの経緯は、市内井戸町、父 英雄が開設した「味八木整形外科診療所」に始まる。
医療法人茜会理事長 味八木郁雄

在宅診療について、健康寿命のために

訪問介護/訪問看護/訪問リハビリテーションが浸透するにつれ私が往診する機会も増えました。印象的なのは、何回も診察室に来られた患者様の、私が理解していなかった多くの面がたった1回の往診で分かってしまう事です。その理由は、その方の生活が窺えるから、だけではないように思います。診察室に入る患者様は不安と緊張のため自分を出しにくく、医師に対して下から目線となりがちです。一方在宅では、私が「お邪魔します」と玄関で靴を脱ぎ、ようやく患者様と対等目線で会話ができるように感じます。
人は寝たきりに近づくほど認知機能は低下し肺炎のリスクも増えます。起きて座る事、足を使って踏ん張り立ち上がる事、は食べ物を噛んで食べることと同様に健康であるための基本的重要事項です。人の体は加齢とともにメンテナンスを必要とします。整形外科医としての私の役割は、患者様の健康状態を見守り、特に活動性の維持、向上、低下予防のためのリハビリテーションを提供する事です。
そして、外来リハ、訪問リハ共に医療と介護領域でこの街に根付くリハビリテーションサービスを支えているのは、看護職、事務職、介護関係のスタッフの熱い気持ちと、セラピスト(PT、OT)の行動力(技量・業務観点)と考えます。そのために「チームみやき」として目的に向かい、話し合い、カンファレンス会議での情報共有と合議形成を第1に考えております。